気温32度を超える中の過酷な横浜FCとのホームゲーム。
5月なので13時キックオフでしたが今後は温暖化も考慮して考えてもらいたいですね。
見る側も、選手もかなり過酷です。
この日はヘルタの細貝選手のチャリティーオークションも開催されて注目されていましたが、サポーターとしては以前ザスパに在籍していた選手が3人横浜FCに在籍していて、正スタに帰ってきたことが嬉しいです。
永田拓也・小池純輝・松下裕樹の3選手共にスタメンに名前がありました。
特に松下選手はキャプテンとしてザスパクサツ群馬を支えてくれて、横浜FCに去年移籍して苦しんでいたので試合に出てくれるのはうれしいです。
対してザスパクサツは前節京都サンガ戦を3-0で快勝。
フォーメーション4-4-2でうまくいったので横浜FC戦も4-4-2で試合に臨むかと思いましたが3-5-2に戻してきました。
メンバーは変わりませんがサブに黄大俊が入りました。練習試合では毎回良い動きはもちろんですが、声が良く出ている印象でしたがついにサブに入りました。
すごくうれしいです。
試合開始
前半から暑さからなのか両チームとも若干セーブした立ち上がり。
さらにはお互いの長所を潰しあうような展開。
そんな中でもザスパクサツ群馬は細かいパスを使いながら逆サイドで勝負という得意の展開に持ち込みますが、最後の所でパスがあいません。
京都戦勝利がかなり自信になったのか、パス回しに自信があふれている。メンタル的に充実していているのかな。
ただFWの野崎とダニエルロビーニョが同じ動きをしているのが気になりました。
ボールをもらう時、裏を狙う時、サイドに参加する時、縦関係になってもう少しずらして欲しかった。
前半終了間際の痛い失点
そして前半終了間際に横浜FCにフリーキックを与える。何でもないプレーから夛田が引っ張りファール。
そんな単純なFKだった。
でも松下はそれをしっかりと決めてきた。ゴールはオウンゴールだけどほぼ松下のゴールだった。
1発のFKであってもゴールはゴール。拮抗した試合はこれで横浜FC有利に傾く。
前半終了間際という時間も悪かった。反撃の機会はハーフタイムによって奪われた。
後半はザスパクサツ群馬が4-4-2にフォーメーションを変更。
この閉塞感を打破しようと秋葉監督が動きます。
ボランチはファンソンスと坂井のダブルボランチ。
しかし横浜FCの中盤は崩せず、松下の経験に裏付けされた読みはさすがです。
秋葉監督は宮崎泰右・横山翔平というドリブラーを入れてダイナミックな動きを期待しましたが、期待したほどの効果はありませんでした。
青木孝太・小林竜樹両選手に比べて、仕掛けられるとは思いますが、ボールを受ける点では起点になれませんでした。
中盤より前で起点を作れないザスパはダニエルロビーニョが中盤に下がって楔を受ける動き。
その分、違う選手が前に行けばいいのに、中盤でスペースの食い合いが起こる。
裏への脅威が減った分、横浜FCは守りやすくなる。
松下のFKで2失点
またもや松下のFKに追加点を奪われて試合終了。
守備の面でも、攻撃の面でも松下一人にやられてしまいました。
今年のザスパにとってのウイークポイントでもある競った試合でのセットプレーからの得点があげられず負けてしまいました。
松下もそうですが、島田裕介・熊林などこれまでのシーズンには良いキッカーがいましたがここ何シーズンかはいません。
実力が拮抗した試合ではセットプレーから勝ち点を拾えていたシーズンもありましたので、良いキッカーは必要です。
移籍で獲得できないのなら育成するしかありません。
トータル的に言うと勝った試合の次試合は全選手がメンタル的に手を抜く傾向があり勝てない気がします。
口では連勝するって言ってるんですが、試合を観ると全選手がほんの少しですが走らなかったり、攻撃的なポジションに出なかったり、というのが目につきます。
秋葉監督が言っているようにこれはメンタルの問題だと思います。これでまた連勝を逃しています。
試合後に細貝選手のチャリティーオークションの結果発表がされていましたが、特にアナウンスもなくお客さんがほとんど帰ってからやっていたようです。
後で知ったのですがユニフォームは13万円、スパイクは10万円だったようです。
ちょっとの事ですが運営の人も、こういう所をうまく宣伝してほしいです。