J2昇格に向けて、負けられない戦いだったのにザスパクサツ群馬はガイナーレ鳥取を相手に引き分けた。
共にゴールを奪い合うシーソーゲームとなったが、痛み分けというホームのザスパクサツ群馬にとっては勝ち点2を失う辛い結果となった。
昇格を争う鹿児島ユナイテッドとアスルクラロ沼津は勝ち点を積み上げたことで、ザスパクサツ群馬の立場は苦しい。
今の状況は厳しいが、この状況を楽しんでいる自分がいる。
ここ数年は残留争いが続き苦しいシーズンが続いていたザスパクサツ群馬。
J3に降格下からだけど、今シーズンは昇格争いを続けている。
この状況はポジティブに感じている。
2004年にJFLから飛び級でJ2昇格を争って依頼のワクワク感があるからだ。
選手は胃がキリキリするような緊張感の中にいるだろう。
声だししているサポーターの方も必死で応援してるだろう。
そんな皆さんから見れば、なんとも甘い感情なのだろうけど、やはり楽しいんだ。
今日寒い中応援ありがとうございました。
まだ全然何も決まってないし、この状況は昇格の試練だと思ってみんなで残り3試合一緒に戦いましょう。来週のホーム絶対みんなで勝とう。
今日はありがとうございました。— 高橋駿太 (@syunta0010) November 11, 2018
残り3試合、勝つだけです。
応援ありがとうございます。
あと3つ一緒に戦ってください。
ホームでまた待ってます!
— 松原修平 (@shuhei47) November 11, 2018
選手達もまだあきらめていないし、俺もまだあきらめてない。
12月2日まで最後のJ3を楽しむつもり。
小林竜樹と阿部巧が復帰
ガイナーレ鳥取戦をここから振り返る。
スタメンに小林竜樹と阿部巧が復帰。
FC琉球戦で前線からのプレッシャーを掛けられるのは竜樹しかいないと思ってたから復帰は嬉しい。
阿部巧もウイングバックに入った。
ただ、二人とも本来のコンディションでは無かったように感じた。
試合勘が鈍っていたのか次節以降に期待したい。
二人とも、あんなものじゃないと思ってます。
試合は点の奪い合いに
高橋駿太が先制ゴール
開始8分。
絶対に勝ちたいザスパクサツ群馬が猛攻を実らせて、コーナーキックのこぼれ球を高橋駿太が押し込んで先制する。
ゴールを奪える選手は常にそのポジションにいるというが、高橋駿太はゴールの嗅覚をもつ選手だ。
ゴールのきっかけになった小柳達司のヘディングの高さも素晴らしかった。
ザスパクサツ群馬が先制したことでペースを握るかと思ったけど、ザスパの選手達にミスが続く。
ガイナーレ鳥取の点取り屋・ブラジルトリオが見逃すわけもなくレオナルドにすぐに同点とされる。
風間宏希のミドルシュートで再度リード
前半38分。
ここまで中盤を経由するとサイドに展開することが多かったザスパクサツ群馬の攻めに甘さが出たのか、ガイナーレ鳥取の中盤は寄せに甘さが出たところを見逃さなかった風間宏希のミドルシュート。
1トラップ外すとサイドネットに突き刺した。
再度、ザスパクサツ群馬がリードして前半を終えた。
ロスタイムまで油断できない
後半は開始からガイナーレ鳥取のペース。
勝ち越したことでやや受け身のザスパクサツ群馬。
フォメーション的にサイドと前線の選手にはスタミナ的負担が多いのでここは省エネと考えたのか。
セットプレーから失点
コーナーキックからガイナーレ鳥取が同点に追いつく。
DAZNで見返すと舩津徹也のマーク。
ボールウオッチャーになってた。
このままでは終われない、ザスパクサツ群馬。
疲れの見え始めた竜樹と山崎雅人に変えて鈴木崇文と大島康樹を入れて活性化。
攻撃をもう一度立て直す。
金城ジャスティンの初ゴールで逆転
81分。
金城の初ゴールで再度リード。
鳥取守備陣を切り裂くと左サイドの阿部巧から右サイドの金城ジャスティンがダイレクトボレー。
鳥取DFに当たってコースは変わったけどナイスゴール!
これでザスパクサツ群馬が再再度のリード!!
このまま終われと誰もが思った。
最後の1秒まで油断できん
でも甘くなかった。
ボールロストからコーナーキックへ
またもや同点に追いつかれる。
あと3分弱。
そう思った瞬間やられた。
またしても舩津徹也のマークが甘くなった。
3失点に船津徹也が絡む結果となった。
純粋なセンターバックというプレースタイルでもない選手だけに酷だとは思う。
それでもキャプテンとしてプレーしている。
個人的には川岸祐輔とか藤原雅斗がポジション奪って欲しいと思う。
彼らの成長が見られないから船津徹也が今のポジションにいると思うんだよね。
ミスがあると失点に直結するポジションだけに来シーズンに向けての補強ポイントなのは確か。
試合終了。
結果は3-3で引き分けとなった。
勝ち点1を上積みしたとも取れるし、勝ち点2を失ったともとれる試合だった。
それだけ大事な試合だったわけだ。
これまでもそんな大事な試合があったけど、やはり勝ちきれないって印象だ。
これからも積み重ねていくしかないのかな・・・
ガイナーレ鳥取戦のザスパクサツ群馬は悪い事ばかりじゃない。
FC琉球戦に続いて複数得点して見せたこと。
ここにきてゴールまでの組み立ては上手くいっている。
フィニッシュの精度は高くないけどチャンスは多く作れているし、少ないけどゴールも決めている。
ゴールには結びつかなかったけど、コーナーキックでサインプレーも見せた。
こういう練習もしているんだと感心した。
次はゴールに結びついて欲しいけど、これからはゴール一つが勝ち点3に繋がってくる厳しい試合が続きます。
セットプレーのバリエーションは増えたこともプラスにとらえたいね。
そしてまだJ2昇格争いは続く。
刺激的で楽しい週末のサッカーはザスパクサツ群馬と共に続く。