ついにやってきました、ザスパクサツ群馬のホーム戦。
第4節にしてやっとのホーム戦です。
3連敗して迎えてるから長かったように感じるのかもしれません。
やっと生で2017シーズンのザスパクサツ群馬を見ることができる興奮が沸々と湧き上がってきました。
新シーズンが開幕し新しくなったもの
新しいシーズンになれば当然いろんなことが新しくなります。
フードコートには新しいお店が登場しました。
グラウンドには芝に水を撒く設備(スプリンクラー)が登場。
正田醬油スタジアムにもスプリンクラーが設置
些細なことですが、Jリーグのクラブとしてグレードアップした気がしました。
関係者のみなさんありがとうございます。
あとはこの芝と同じ環境で下増田で練習できればホームアドバンテージも高まります。
新加入選手のキャッチコピーが発表
今年は早めに募集していた新加入選手のキャッチコピーが発表されました。
いろいろと今年も面白いキャッチコピーが決まったので紹介していきます。
阿部巧のキャッチコピー「上州の闘将」
石田雅俊のキャッチコピー「超絶怒涛の電光石火」
鈴木崇文のキャッチコピー「一撃必殺の左足」
ハンホドンのキャッチコピー「炎のコリアンストッパー」
岡庭裕貴のキャッチコピー「ピッチを切り裂く貴公子」
岡田翔平のキャッチコピー「意気翔天」
岩田拓也のキャッチコピー「群馬のトマホーク」
高井和馬のキャッチコピー「紺碧のペガサス」
佐藤遵樹のキャッチコピー「ジャックナイフドリブラー」
出岡大輝のキャッチコピー「D.D.キング」
小林祐太のキャッチコピー「電光雷轟」
牲川歩見のキャッチコピー「遥かなる高みへ」
盛田剛平のキャッチコピー「麺はハリガネ、身体はハガネ」
川田拳登のキャッチコピー「サイドの登り龍」
早坂龍之介のキャッチコピー「風林火山」
村田翔のキャッチコピー「反逆のTake2!」
藤原雅斗のキャッチコピー「大阪の珍獣」
新加入選手のキャッチコピーでした。
考えてくれた方のどれも素晴らしいセンスで脱帽です。
小林竜樹、200試合出場セレモニー
小林竜樹の通算200試合出場を記念して試合前にセレモニーが行われました。
ハットトリックや記憶に残るゴールが多い竜樹。
これからもミニ四駆ばりに走り回って欲しいです。
町田ゼルビアに敗れて4連敗
試合は町田ゼルビアに0-1で負けて4連敗となりました。
前後半合わせてシュートが2本とゴールまでの糸口すら見つけられない現状です。
今回は初観戦で見えてきたことを簡単にまとめて、森下監督のサッカーはどこを目指していて、現状どういう状態なのかを考えて見たいと思います。
森下監督のサッカーとは?
まずは森下監督の見せたいサッカーとはどんなものなのか?
本人に聞いたら一番わかりやすいと思うのですが、聞けないので試合を観て個人的に感じたことで書きたいと思います。
J1や高いレベルではごく当たりまえに行われている個人の能力を発揮して試合を組み立てるサッカーに感じます。
攻撃の部分ではサイド攻撃やら中央突破やらあまり決めていない、というかほとんど決めていない状態です。
3-4-3のフォーメーションを採用していますが、その局面で選手が個人技や連携を発揮して打開しろという感じです。
J1などではごく当たり前にパスやトラップを高いレベルで行える選手たちの集まりでは相手の高いプレッシャーでもうまくいくのでしょうが、ザスパクサツ群馬ではまだ上手くいっていません。
なので3バックやめて4バックにした方がいいという議論はあまり意味なしで、フォーメーションは関係無いような感じで局面での打開が重要になっています。
森下サッカーは完成したら敵なしだろう
攻撃の組み立てが局面での打開となると強みもあります。
相手が対策をしにくいという事です。
これまでポストプレーを中心にボールを預けて攻撃とかカウンターサッカーとか一つの戦術に頼ったサッカーばかりしてきました。
上手くいっているうちはいいのですが、対策をされると手も足も出なくなります。
実際、服部監督は昨年のキャンプでメンバーを固定し1つの攻撃を徹底的に練習。
開幕ダッシュはできましたが対策されると連敗しました。
反面、攻撃の組み立てを絞らなければ相手も対策出来ないし局面での対峙に引きずり込むことができます。
森下サッカーが完成したらすごいサッカーが見られると思うのですが、完成したらの話です。
完成しなければ何もできない烏合の衆も同然で現状はここです。
森下サッカーに向いている選手
決まった攻撃スタイルもなく、連携もない現状で活躍できる選手は個人で局面を打開できる選手に限られます。
そう考えると4節までで活躍した選手と、できていない選手がはっきりと証明できます。
ドリブルや個人技を持っている高井和馬と岡庭裕貴は活躍し、連携で状況を打開する山岸祐也と高橋駿太は活躍できていない。
サイドを個人で突破をできる川田拳登もこの試合は目立っていました。
まわりとの連携で活躍する選手は今後の熟成で必要な選手なので徐々に活躍できてくるでしょう。
それにしても連携はとれていない。
町田ゼルビア戦でもスペースへのパスが通らないシーンが多かった。
スタンドからも「誰もいないところにパスしてどうする?」みたいな声もありましたが、パスを出した側は走り込んでほしかったし、出された側はパスが来るのか半信半疑だったのでしょう。
前半、センターサークル付近でのフリーキックで松下が左サイドに指示を出しながら右サイドの川田にロングパスを出したシーンなどは顕著。
松下は左サイドに指示を出すことで町田ゼルビアの選手の注意を引き付けるつもりだったのだろうが意図は川田に通じていなかった。
細かい部分での連携というか意思疎通が必要なようだ。
ザスパにとって変わらないシーズンの船出
連携が取れていないことはザスパクサツ群馬のシーズンインでは特に珍しいことではない。
2016シーズンの開幕ダッシュにかけた服部監督がとった特別なやり方を除いては連携不足は毎年のことなのです。
毎年のようにチームの中心選手が引き抜かれていく現状を考えれば致し方のないことでしょう。
連携については試合を追うごとに深まっていくでしょう、でもシーズン当初から高まらないのはなぜなのでしょう。
連携は要求しないと高まらない
なぜシーズン当初に連携が高まらないのか?
その答えはこの試合でも出ていました。
パスミスをした後に選手間で要求やコミュニケーションがほとんどみられませんでした。
パスを受ける側も出す側ももっとこういうパスだったり、もっと前だったり足元だっったりと意思を表示しても良いと思いました。
(試合後に話し合っているかもしれませんが)
開幕当初でうまくいっていないのに、話し合わないでそのままプレーに戻るというのはどうなのか?
例えば相手ゴール前でうまい抜け出しからパスさえ来ればゴールに直結できる動きを出来た時にパスが来ない。
自分はうまく動けているのにまわりが理解してくれないしパスもくれない。
その気持ちを素直に出してもいいと思います。
例えば、町田ゼルビア戦ではスタメンから外れましたが、前述した活躍できていない高橋駿太は横浜FC戦ではサイドから良い動きをしていたがパスはもらえていません。
これまでウイングバックというポジションが高橋駿太に合わないと思っていましたが、駿太らしいストロングポイントをもっと出せるようにまわりに要求すべきなのではないかと思いました。
どうすれば自分のストロングポイントを出せるようになるか、まわりに要求するのが連携を高める近道じゃないかと思います。
これは山岸祐也にも言えます。
山岸にも、慣れないボランチというポジションでも自分のストロングポイントを出す要求を続けてほしいと思います。
これまではポジションやフォーメションで上手くいってなかったと思っていましたが、選手間の連携という問題点の改善がうまくいけばそういうことは問題にならないと思います。
どのような選手を起用し、その選手たちをどのように配置するのかは監督の仕事ですが、実際にグラウンドでプレーするのは選手たちであり、連携を高めるのも選手たちです。
早く連携が高まり、森下監督の言われている「見ていて楽しいサッカー」が実現することを願っています。
そのバロメーターが、山岸祐也や高橋駿太が活躍することだと確信しています。
吉濱遼平が凱旋
最後に2016シーズンまでザスパクサツ群馬に在籍した吉濱遼平が正田醬油スタジアムに戻ってきたのでご紹介。
残念ながらスタメンではありませんでしたし、試合に出場もしませんでした。
それでも試合後に、ザスパクサツ群馬側のスタンドに挨拶に来ていて愛のあるブーイング浴びて帰りました。
まずはスタメンに定着して秋に再戦したい所です。
それぐらいできる選手です。