[長崎1-0群馬]苦手長崎にまたも勝てず。6戦ぶりの敗戦

2015年7月25日

連勝して勢いを持って臨んだ九州2連戦の1戦目ヴィファーレン長崎とのアウェーゲームは0-1での6戦ぶりの敗戦となった。
ここで勝つとプレーオフ圏内に食い込める順位に上がれる可能性があっただけに痛い敗戦となった。

ザスパクサツ群馬は水曜開催という事もあり、1トップで入る野崎桂太に替えて小牟田洋佑を起用。
最近ゴールを量産していた野崎に替えて小牟田を起用するのは疲れを考えての決断だとは思うが、波に乗っていた野崎桂太が外されたのは意外だった。
疲れだったら江坂や松下、小林亮が連戦続きなのでそろそ心配。替えがきかない選手だけに替えにくいが・・・

トップ下には小林竜樹を起用。
小牟田との距離感が重要になってくる。

前半、荒れたピッチとプレスに苦しむ

試合開始前まで雨が降っていたという事だが、非常に荒れたピッチ。
慣れないザスパの選手達はボールのコントロールに苦しむ。

長崎のハイプレスにも苦しむ。
特にボランチの松下裕樹とアクレイソンには時間を与えないようにプレスをかけてくる。
ボランチコンビが低い位置からプレスを受けることでラインがあげられず、ロングボールを蹴るが小牟田が頑張っても中盤の選手の距離感が悪くボールをキープできない。
繊細な技術を必要とする荒れたピッチ、時間的余裕を与えてくれないハイプレスによって、個人の技術的には劣るザスパの選手達は自分達の時間を作れない。

小牟田自身も長崎DFのラインコントロールに対応できずにオフサイドに苦しめられた。

そんな中でも江坂や吉濱のドリブルで相手をひきつけて、空いたスペースにボールを運んではチャンスを作り出そうとしたが決定機は作れなかった。
ボランチコンビが抑えられたことで攻撃に厚みが無く単発だった。

決定機のほとんどはヴィファーレン長崎から生まれたが、長崎の選手にも決定力は無く0-0で前半は終了した。

後半、失点後に反撃もゴールを奪えず

後半の入りは、前半と継続されたような内容。
それでも長崎のハイプレスに慣れたザスパの中盤がボールを回せるようになって来る。
これでザスパペースになってくるかと思えたが思わぬ落とし穴があった。

小牟田に替えて野崎桂太を投入。
攻撃のスイッチを入れようとした交代だったワケだが、何でか一瞬の集中力の欠如が生まれた。

スローインからのボールを奪われると小林亮と青木良太がボールサイドにより、クリアーミス。
有薗、松下がカバーリングに行くが逆サイドで待っていた上形にJ初ゴールを落ち着いて決められた
長崎のカウンターはジェフユナイテッド千葉戦でザスパが見せたカウンターのようだったが、ザスパの守備陣のリスク管理もおろそかだった。

小林亮、青木がボールサイドに寄った時点でプレーを確実に切っておくべきだった。
それまで非常に集中して守っていたので、集中力が切れたのがもったいなかった。

反転攻勢に出るも1点が遠い

失点を許したことで、まずは同点を狙って両サイドをあげて攻撃的に出るザスパ。
トップ下の小林竜樹を左サイドの江坂とポジションを変更させたり、青木に替えて坂井を投入しボランチの松下を最終ラインに入れたりと長崎の守備網を混乱させようと策を講じました。
江坂に2度ほど、野崎にも2度決定的なチャンスがあったのであそこを決めていれば試合の結果は変わったかもしれませんが、長崎の体を張った守備に止められました。

粗削りながらも後半だけで8本シュートを打ったことを評価しましょう。

小牟田の評価

久しぶりのスタメンとなった1トップの小牟田洋佑。
好調の野崎桂太を押しのけてスタメンとなったからには、ゴールという結果が欲しかったがそれは叶わなかった。
ロングボールに対して前線で起点を作ることが小牟田の仕事だったのですが、前半は上手く納めていましたが後半は消えていました。
1トップの場合、ゴールに直結するプレーというのが求められていると思います。
それが前線でのボールキープだったり、落しだったり、プレスだったりだと思う。
最終的にそれらのプレーがゴールに結びつかないとあまり意味を持たないわけで、小牟田のプレーはそれが無かったのが残念。

終盤ゴールに近づいた野崎のプレーとは対照的だったので、1トップの1番手は野崎桂太という順位づけには変更がなさそうです。

まとめ

試合はそのまま終了し0-1での敗戦。

ザスパは勝ち点を伸ばせず、順位は13位となりプレーオフ圏内とは勝ち点差8とまたも開いたが、まだまだ可能性は残っている。
ヴィファーレン長崎にはまた勝てず。ますます苦手意識が生まれそうです。

高木監督はザスパの弱点がしっかりしてわかっているのかな?
ボランチへのハイプレスなチームはザスパが苦手なのはわかってます。
なのでジェフユナイテッド千葉とかセレッソ大阪とか前線からプレスに来ないチームには強いのです。
後半はプレスも弱くなってチャンスが作れていたので次節の大分トリニータ戦には期待しましょう。
相手は順位が下の大分トリニータなのでしっかりと勝ち点3を取って群馬に帰ってきてほしいです。

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たかゆき

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