[群馬1-0栃木]野崎のゴールで北関東ダービー初勝利

2015年7月20日

栃木SCに5-1で大敗して約1か月。成長した姿を見せる絶好の機会がやってきた。
ホームゲームとして行われた第24節栃木SC戦は1-0の勝利。
北関東ダービーの成績は別にしてもサポーターのうっぷんを晴らすナイスゲームだった。

試合前にはぐんまちゃんカラーの記念ユニフォームもお披露目

前節ジェフユナイテッド千葉に勝利したスタメンからトップ下のポジションにファンソンスから坂井洋平に変更。
他のポジションに変更はない。
サブには小柳達司が久しぶりに入った。

セットプレーで先制しペースを掴む

試合開始前、コイントスの時にザスパ松下キャプテンが遅れていた栃木の廣瀬浩二に「何してんねん」と突っ込んだのがスカパーのマイクに拾われた。
早く試合に入りたいザスパと、後ろ向きな栃木という感じが試合前に出たのかもしれない。
この試合は私用により、現地で観戦できずスカパーのみでのレポートになる。

ただ試合が始まると、甘さを出したのはザスパクサツ群馬。
ボールホルダーへの寄せが甘く、栃木の選手達の自陣への侵入を許す。
千葉戦ほどのアグレッシブさは無い。
これがダービーの呪縛なのか、ザスパイレブンには気負いが見られる。
どこかで落ち着いていつものプレーを見せて欲しいと思った。

ダービーの気負いか

ただ徐々にペースを取り戻す。
アクレイソンのミドルシュートあたりからだったので、ベテランの1つのシュートでペースを引きもどしたのかもしれない。
プレスもはまり出し、セカンドボールを中盤で収めるようになると攻撃の迫力が増す。
吉濱、江坂の両ワイドがボールを持つとパスもドリブルもできるので攻撃のバリエーションが広がる。
ただ受ける側の坂井、野崎の動き出しがうまくはまらず、決定的なシーンは作れない。

トップ下に入った坂井はボールを受ける動き出しがほとんどない。
ボランチのアクレイソンや松下からボールを引き出す動きが欲しかった。
守備の部分では頑張っていたので攻撃の部分でも要求していきたい。

野崎のヘディングシュートで先制

拮抗した試合展開の中、そのバランスが崩れる時が来た。
ザスパは栃木陣内でフリーキックを得ると吉濱遼平がゴール前に絶好のボール。
有薗が合わせるも栃木GKがナイスセーブでコーナーキックに逃れる。
有薗のヘッドは枠内だったので惜しかった。
このプレーで得たコーナーキックを松下が蹴る。
ここまでいろいろなコーナーキックを見せていたザスパ。
結構練習していたようでここでも素晴らしい連携を見せる。
まずは蹴る直前、ニアにアクレイソンが立ち、GKの後ろに野崎が立つ。
マークが集中するであろう青木良太と江坂はファーで待つ(今考えれば囮)
そしてキックの瞬間、アクレイソンが前方に走りマークを引き付けると同時に、野崎がGKの前に背後から入る。
そこに松下の正確なボールが入りドンピシャのヘッドで先制。

たぶん練習したであろうこの形は完璧だった。野崎はシーズン4ゴール目で、松下は初アシストとなった。

野崎ガッツポーズ

 

課題だったセットプレーの得点ができたことが素晴らしい。
その後のセットプレーでもセカンドキッカーの吉濱がボールを直すふりをして松下が意表を突くキックをするなどセットプレーのバリエーションをかなり練習している成果が見て取れる。
得点後も畳みかけるように追加点が奪えるチャンスがあったもののこのまま前半終了。

追加点を狙うザスパだが苦しむ

後半もザスパペース。
ボールも回せるし、セカンドボールも拾えてる。
怖いのは自分達のミスぐらいな感じで完璧な試合マネージメント。

阪野投入で我慢の時間が続く

栃木も状況を打開すべく、阪野を投入。
この交代から流れが変わる。
阪野のポストプレーから栃木の押上げが機能し始める。
ザスパ守備陣も阪野への対応には苦労する状況が続くも青木と有薗を中心に粘り強く守備。
栃木に決定機を作らせないものの我慢する時間は長く続く。

それでも栃木のプレッシャーからラインが下がり、それに引きずられるように中盤も下がり始めて押し込まれる。
このままだとやられる。

小林竜樹で前線に起点

ザスパの打開策として前線から守備のプレッシャーをかけられる小林竜樹を坂井に替えて投入。
坂井とは違いボールを引き出すフリーランも豊富な小林竜樹は栃木守備陣には嫌な存在だろうし、
この時間は守備に負担がかかっていたので前線で起点が作りたいという服部監督の意図だったと思う。

竜樹効果はテキメン!

しっかりと起点を作る竜樹に引っ張られるように再び推進力を取り戻したザスパ。
後半72分の右サイド夛田からのクロスに飛び込んだ、野崎・江坂・小林竜樹。
チャンスだったのに決めきれず・・・誰かにあってくれよ。
仕留めるチャンスを逃したザスパ。

1点を守りきる

再び流れは栃木に

後半終盤は疲労と暑さからか運動量も落ちてくる。
試合の焦点は栃木が追いつくか、ザスパが逃げ切るかに変わる。

最後の松村のドリブルはヒヤッとしてがそのまま逃げ切る。

MOMは野崎桂太、敢闘賞は青木良太。

勝利はもちろんだが、5点取られた相手を0点に抑えたという意味でも借りは返した。

上位に迫る勝ち点32

ザスパクサツ群馬は勝ち点3を得てトータル32となり12位に順位をあげた。
これは今季最高位。
プレーオフ圏内との勝ち点差も5となり、上位にくらいついている状況。
草津キャンプ後の4試合は3勝1分けと負け無しで来ています。
しかも4試合すべて1点以上取っていて課題だった攻撃が改善されています。
粘り強い守備にプラスして攻撃の連動がキャンプでしっかりと作れた成果なんでしょうね。

トータルの成績も9勝10敗5分けと勝敗が5分になる所まで来ています。
シーズン途中でこれほどの成績は過去になかった気がします。

やべぇ~期待せずにはいられない。
水曜・日曜は九州アウェー2連戦となるのが少し残念です。
好調な今のザスパをホームでいろんな人に見てもらいたい。

サポーターの反応

https://twitter.com/fokof2ab/status/622374228856143872

https://twitter.com/biei0503furano/status/622376209406537729

 

 

  • この記事を書いた人

たかゆき

ザスパクサツ群馬の応援ブログを運営しています。 ザスパクサツ群馬の情報や毎試合のレポートを記事にしています。 ファン歴は、ザスパ草津時代から含めて2002年からです。 関東・JFL・J2・J3と経験してきたので、後はJ1残すのみ。 SNSでも交流したいと思っておりますので良かったらフォローして下さい。

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