ザスパクサツ群馬が定時株主総会を開いて当期の決算と新取締役2名を承認しました。
2期連続赤字を計上しJリーグクラブライセンス取得の危機に瀕していましたが募金や新株発行などの資金計画で単年度黒字と債務超過を解消していました。
株式会社草津温泉フットボールクラブ第12期定時株主総会開催のご報告
お知らせ
日頃から、ザスパクサツ群馬へのご支援、ご声援誠にありがとうございます。
本日(4月27日)、株式会社草津温泉フットボールクラブの第12期定時株主総会および取締役会が行われました。当期決算および新取締役2名の選任が承認されました。第12期は経営危機に瀕するなか、Jリーグ退会の危機を回避し、2015シーズンのクラブライセンスを取得するとともに、単年度黒字と債務超過解消を達成できました。喫緊の最重要課題を乗り越えられたのは、ご寄付が52907千円に達するなど、多くの皆様のご支援、ご協力の賜物であり、あらためて御礼を申し上げます。
詳細につきましては、下記資料をご覧ください。
http://www.thespa.co.jp/pdf/20150427.pdf
引き続き、当社へのご支援、ご声援を何卒宜しくお願い申し上げます。
第12期決算を見てみる
当期はクラブライセンス交付の為に、絶対に黒字化と債務超過解消しなければいけない中、募金であったりスポンサーからの支援、新株発行などできることは全てやって何とか黒字化を実現しています。
今後はまた債務超過に陥らない為にも安定した収入の確保と費用の圧縮に努めて欲しいです。
そういう意味では販売管理費が1500万円ほど減らせたことは評価されるべきでしょう。
試合会場運営でのホスピタリティが低下しない程度の費用削減は今後も続けるべきでしょう。
これはボランティアの皆さんには頭が下がる思いですが助けてもらわないといけないのが現状ですね。
また売上高も約5億5千万円で前年比約8600万円増となっています。
ここには募金で集まった寄付金(約5300万円)も含まれますが、それでも売上高は増加しています。
収入が増えて、支出が減ったので健全経営の道を歩んでいるのではないでしょうか?
最後に気になる点として寄付金は通常、雑収入として計上しますが今回は本業の儲けの売上高に計上しています。
これには少し違和感がありますが、自分なりに考えてみました。
・売上高に計上したという事は消費税の支払義務が発生する→寄付の目的が経営再建だから
・雑収入の寄付金で計上すると消費税免除になるけど額が大きすぎて不自然→脱税を懸念
そんな訳で売上に計上したのではと考えました。これで納得することにしました。
個人の考えなので真実とは相違ががあるかもしれません。
監査役のプロの方がしっかりと見ていると思いますので大丈夫でしょう。
とりあえず経営的にも良い流れが出来上がって良かったです。