3月に開幕した2015シーズンのザスパクサツ群馬。
ホーム開幕戦と同じカードでの最終戦となりました。
勝って締めくくりたかったですが、1-0の敗戦。
奇しくも開幕戦と同じ結果となりました。
そして何よりもこのレポートを書いている時に、すでに吉濱の怪我の程度が発表されていますので本当に残念で仕方ありません。
スタメン
2015年の最終戦という事もあり、夛田など退団する選手がスタメンやベンチに名前を連ねました。
それでも吉濱や江坂など、アウェーながらたくさんのサポーターが来ていますので勝負を捨てた布陣という訳ではありません。
やはり最後は勝って帰りたいでしょう。
今シーズン、最終ラインと1トップの固定が出来なかったことを象徴するようなスタメンと言えます。
前半、怪我人続出して吉濱は重傷
J1昇格やJ2降格が無縁となった試合ですが、プロらしくプライドのある激しい試合となる。
そして試合開始直後に吉濱が右ひざを痛める。
接触プレーはなく、ハイボールにプレーに行って筋肉系を痛めたかなという印象。
この時点では交代するのかなと思ったけど、アイシングしたら大丈夫だったのかピッチに戻った。
医療スタッフが非難されるようなネットの書込みを見たけど、MRIやCTで見たわけじゃないのでわかりにくいと思う。
選手本人が痛みを訴えなくて歩けるようならOK出すと思います。
その後数分プレーしている所を見てもこの時点では靱帯は断裂してなかったのかもしれません。
フリーキックも蹴ってますので大丈夫だという感じだったと思います。
来シーズンにも影響する吉濱の怪我
前半17分、ザスパクサツ群馬の15番吉濱選手が怪我で負傷退場。。目の前の吉濱選手ファン、悲しげに見守る。 pic.twitter.com/mebUPDHCKK
— gyo (@gyo191014) November 23, 2015
2回目に倒れ込んだときは相当痛そうでした。
スライディングに行ったときに、右ひざが外側にひねった感じで曲がっていたので靱帯伸ばしたのはこの時でしょう。
すでに診断結果が発表されていて、右膝前十字靭帯断裂ということで全治8か月となりました。
吉濱は今シーズン、湘南ベルマーレから加入してシーズンを通してプレーしたのは今年が初めてみたいなもの。
疲れが貯まっていたのかなぁ
2015年はこの試合で終わってしまいますが、2016年シーズンもザスパの戦力として必要な選手だっただけに残念です。
怪我した箇所が靱帯なのでじっくり治して万全の状態で復帰して欲しいです。
夛田も怪我で交代選手を2枚使ってしまう
緊急事態は続く。
左サイドバックとしてスタメン出場していた夛田凌輔が右足を痛めて、小林亮と交代を余儀なくされる。
夛田はすでに契約満了が発表された選手でザスパでの最後の試合となっただけに負傷交代は悔しかっただろう。
交代した小林亮も契約満了が発表されていて、こういう形での出場は何とも複雑だっただろう。
選手交代が影響したのか、その後は横浜FCペース。
サイドを崩されて失点
右サイドを突破されると、マイナスのクロスに意表を突かれる形で対応できずに寺田に素晴らしいゴールを許した。
ゴールキーパーの富居にとってはノーチャンスなぐらい良いシュートが決まりました。
開幕戦の横浜FC戦もそうですが、前半に失点すると厳しい試合展開になります。
相手がしっかりと守備をすることでカウンターが出来にくい事と、ザスパは前がかりになるので裏のスペースが使われてしまう事への対応が出来ないからです。
失点後は1トップの江坂にスペースを与えないような守備がされていました。
江坂は来シーズンの課題でスペースが無い時でも、個人の力で突破できれば都倉のように20ゴール以上は簡単に出来るでしょう。
そのまま前半は終了
後半、ザスパの攻撃の時間が続くもノーゴール
前半と変わって引いてくる横浜FCに対して、左右に散らすように押し込み始めるザスパクサツ群馬。
ハーフタイムにある程度修正されたのか、ザスパの攻撃のテンポも良くなってきました。
8本のシュートも空砲
押し込む時間が増えるザスパだけど、決定的なクロスだったり、シュートは無かった。
特に久富の攻め上がりが目立ったが、アシストを決めるどころか効果的なクロスすら上がらなかった。
やはりJ2の上位を目指す中で、サイドを駆け上がるだけの選手では物足りない。
サイドを駆け上がり、中の選手とイメージを共有し、効果的なクロスをあげることが要求される。
ザスパのような練習環境も整備されていないし、給料も少ないクラブには、なかなか厳しい要求だけどチームがレベルアップするためには要求していくしかない。
可能性のある選手を探していくことが必要だ。
久富ら契約満了の選手と契約延長して成長を待つという考えもあるだろうが、選手の入れ替えでチームを活性化することも大事なこと。
最終戦がチームの現状で、この状況を改善するにはチームを変える必要性があった。
契約満了の選手以上の選手が獲得できる自信や保証があるのかはクラブ関係者では無いのでわからないが、チームを改善していくには選手の入れ替えは不可欠だったのかもしれない。
選手時代から見てきた退団する依田コーチ、入団時から見てきた北一真、チャレから昇格した久富・マコなど退団する選手達の事は忘れません。
松下や江坂といったチームの中心は残っている(移籍しなければ)わけで、残った選手達はチームを去る選手の分も含めて新たな選手編成で頑張ってもらいたい。
2015シーズンも終了
今年は初めて試合レポートを全試合書くことができました。
2014年は飛び飛びだったのでシーズンを通してレポートを書いたのは初めての経験で、レポートが遅れ気味になることもかなりありました。
そんな時は、同じくザスパ系ブログをやられている方の記事を見たり、読んでくれている方からの言葉を見て励まされました。
今年は特にTwitterやFacebookページといったSNSで、ザスパサポーターとの交流がたくさんありありがたかったです。
1年間、試合レポートを見て頂きありがとうございました。
来シーズンもサーバー契約も更新、シーズンチケットも更新しますのでレポート続けますのでよろしくお願いします。
サポーターの反応
3連敗(5試合勝ちなし)で終わるのもちょっときついね。
降格の心配してた時と比べればマシだけど。— ケン (@thespa932) November 23, 2015
1年戦って、これといって積み上げられたこともなく、攻撃は江坂・吉濱頼み。来年も厳しいですが、頑張りましょう。。1年間お疲れ様でした。#thespa pic.twitter.com/EeF9M68r19
— K (@gobogobo611) November 23, 2015
今年のPOは愛媛と長崎が参戦か。
ザスパよりも後からJ2に来たクラブだけど、それを見て嫉妬していてはザスパは伸びない。彼らは地方発のクラブとしてPO進出できるというモデルなのだから。
地道ではあるけどしっかり地に足を着けること、そこから未来を見据えることが大事だと思う。— レッド⊂(^(工)^)⊃ (@kumakuma_9325) November 23, 2015
最終戦、ザスパは勝利を掴めなかったが、選手・サポーター最後まで戦った。皆さん、ありがとうございました。来季こそ、J1昇格キップを掴もう!! pic.twitter.com/lWM7TPqYkZ
— なかしん@shinichi nakano (@shinichinakano1) November 23, 2015
草津の血を引き継げなかった理由をまざまざと見せつけられた試合だった。今の選手達にもっと実力があれば、草津styleは継続できたのかもしれない。ただ現実として結果が残せなかったことが今季の結果に現れている。悔しくて仕方ない。
— みろちょ (@mnr25) November 23, 2015
一年間、スタジアム行けたり行けなかったり、Twitter観戦だったりしましたが、ザスパ選手とサポーターの皆様の頑張りには頭が下がります。一年間お疲れさまでした
— しん (@shin_pasa) November 23, 2015
くどいけど、ザスパフロント様、どうか小林亮と久富の契約満了は考え直していただきたい。
— もるもっそい (@jackalope_13) November 23, 2015
んーやっぱり戦術として形がないのはどーなのだろーか。
よくいえば伸びしろだけど一年たってこれじゃなー。— Daisuke (@interyd441) November 23, 2015
今更だが、今日ほど「ザスパ草津」の転換点を感じた日は無かった。北や依田が涙しながら去っていくのは、「ザスパクサツ群馬」として更に結果を求めていくとクラブが決意した証拠なのだ。このチームは来年から全く別のチームに変わっていく予感がする。
— みろちょ (@mnr25) November 23, 2015
予算の都合でスーパースターは獲れない一方、
最後までチームのために戦って、チームを愛する青年は群馬を去る。ありがとう久富!!#thespakusatsu pic.twitter.com/RWiLS1WaSF— ぞめ (@fro7_9325) November 23, 2015
https://twitter.com/606mzk_932/status/668695893449641985