J3第13節ザスパクサツ群馬VSカマタマーレ讃岐レビュー

６月２３日に行われた、ザスパクサツ群馬ＶＳカマタマーレ讃岐の試合レポートです。

ザスパクサツ群馬は、なんとなんと４連勝しちゃいました(/・ω・)/

３位だったカマタマーレ讃岐に勝ったことで、勝ち点差を縮めてザスパクサツ群馬も４位に上昇しました。

ザスパクサツ群馬のフォーメーションとスタメンは前節と変わりません。
良い感じで３連勝してきているのでスタメンは変えられませんね。
そして全選手が大きなケガもなく連戦出来ていることにケアスタッフの素晴らしい仕事を感じられます。
最近は、クラブハウスのある前橋フットボールセンターが芝の養生の為、使えないことも多いので苦労があったと思います。

試合日　2019年6月23日　天気　曇ときどき雨　21.7℃　入場者数　2149人

スタメン

岡田翔平高澤優也青木翔大

加藤潤也

佐藤祥金城ジャスティン

光永祐也舩津徹也渡辺広大吉田将也

吉田瞬

圧倒的に攻撃するも光永祐也の１ゴールのみ

試合は前半からザスパクサツ群馬のペース。
これはカマタマーレ讃岐がザスパのサイド攻撃を徹底的に封じてこなかったことが要因です。
前節、苦労した長野パルセイロとは大きな違いです。

ボランチへのプレスも厳しくないのでジャスティンからのパス出しも楽に行えました。
吉田将也が生き生きとサイドを駆け上がっていきます。

それでもゴールは３０分過ぎまで生まれない。

セットプレーから光永祐也が素晴らしいボレーを決めた。
後にＤＡＺＮの週間ベストゴールに選ばれる素晴らしいものでした。

前半は、この１点のみ。

ザスパクサツ群馬の圧倒的な攻撃の時間から考えれば物足りないものでした。
高澤優也や岡田翔平にもゴールチャンスがありましたが、オフサイドやナイスセーブに阻まれてゴールできなせんでした。
チャンスがあっただけに、自ら難しい試合にしてしまっている。

それでも後半すぐに、加藤潤也がＰＫを獲得。
自身が決めて２点諭差となった。

前半終了間際と後半開始直後と良い時間帯にザスパクサツ群馬がゴールをあげて試合は完全にザスパペース。
加藤潤也にとってもシーズン５ゴール目となります。

吉田将也の上がったスペースを突かれて失点

課題もできた。

ザスパクサツ群馬の攻撃の強みはサイドバックの攻撃参加があります。
サイドバックが前線に駆け上がることで数的優位を作ります。
これまで多くのゴールをあげているわけですが、逆に言うとザスパクサツ群馬の守備ラインではサイドに大きなスペースを生み出しているわけです。

相手チームにとっては、うまくボールを奪ってこの空いたスペースを突くことを狙っているわけです。

ザスパクサツ群馬の守備陣もそこを狙われることはわかって攻撃しているので、スライドすることで対応していきます。
でもＦＷまでパスを繋がれると、１対１で逆サイドのサイドバックが強力ＦＷに対応しなければいけないギャップが生まれることになります。
そこまでにザスパのセンターバックが止めなくてはいけないんですが…

失点の場面では、カマタマーレ讃岐にうまくつながれて失点してしまいます。

まずは前がかりになっている危ない場面でのボールを失うことを減らすこと。
失点の場面では、吉田を前線に走らせるロングボールでパスカットされてます。
しかもボランチの二人が前がかりでポジションが悪かった。
繋いで良い状態で走らせたかった所。

次節は首位のロアッソ熊本です。
こういう隙はそつなく突いてくる気がします。
無茶なサイドバックの攻め上がりとロングボールの使用は避けるべきでしょう。

でも吉田将也のカウンターから加藤潤也が２点目をそのあとあげちゃうんだからすごいです。
もろ刃の剣なので上手く使いたいところです。

こうして３－１でザスパクサツ群馬がカマタマーレ讃岐を破りました。

危なげない試合運びで、どちらが上位のチームなのかわからないくらいザスパクサツ群馬のチーム状態は良かったです。