ザスパクサツ群馬は朴昇利(パクスンリ)、中村俊貴、福島遼が関東1部リーグのtonan前橋に移籍すると発表しました。
■今回の移籍に関する菅原GMコメント
「契約選手の強化・育成を狙い、公式戦での試合経験を積ませる目的で今回の移籍を決定しました。
関東リーグ1部という舞台で経験を積み、ザスパの戦力として通用する選手となった段階で復帰させる予定です。
昨シーズン終了後、江坂任選手が大宮に移籍しました。チームとして痛手ではありましたが、新たなステージに挑戦したいという本人の意志を尊重し、送り出す決断をしました。クラブの悲願であるJ1昇格を目指すとともに、第2、第3の江坂選手を輩出すべく、ザスパはこれからも選手の強化・育成に全力を注いでいきます。」
菅原GMのコメントにあるように試合経験を積ませる育成の為の移籍となるようです。
練習試合を見る限りではザスパの公式戦に出場する可能性は現状では少ないと判断されたのでしょう。
関東1部ですが実戦を経験してレベルアップすることでザスパに戻ってこれるようですので頑張って欲しいです。
J3に参入できないけど育成の場は必要
J3にU-23のチームで参入できるようになった2016シーズン。
お金のあるクラブは可能ですがザスパクサツ群馬のようなクラブでは無理です。(遠征費などそうとう予算が必要)
それに比べてtonan前橋は関東1部リーグに所属ですのである程度のレベルで試合経験を積ませられる上に費用はtonan負担。
tonan前橋はザスパクサツ群馬の菅原GMが代表を務めているクラブなので、選手の移籍という相互利用が進めやすかったのと、選手を戻すのも容易なのかもしれません。
またtonan前橋も将来性の高い選手を獲得して戦力を強化できるという点でも良かったと思います。
JFLに昇格すればさらに高いレベルでの試合が可能になります。
若手選手には試合経験が必要
練習だけでレベルアップするには時間が必要ですし、実戦で得られることが多くあることは皆さんもご存じだと思います。
練習試合を見る限りではザスパの公式戦には出られなそうですし、目標が明確でないまま練習するよりも、tonan前橋で活躍してザスパに戻って来れるように頑張ることの方がモチベーションは上がりそうです。
アマチュア契約なので登録の変更だけ?
今回移籍する朴昇利(パクスンリ)、中村俊貴、福島遼の3人に関してはレンタル移籍とか完全移籍とかの表記はありません。
3人ともアマチュア契約なのでザスパに選手登録していただけという事なのではと思います。
保有権みたいなものはザスパが持っていないのではないでしょうか(選手本人?)
なので3人とも選手登録をザスパからtonan前橋に変更するだけなのかもしれません。