死の組・D組の注目の試合、「イタリア - イングランド」
ブッフォンがケガで欠場のイタリアはマルキージオ・バロッテリのゴールで2-1と勝利。
イングランドはスターリッジのゴールで一時は同点としながらも敗れました。
イタリアは前日の練習で絶対的守護神のブッフォンを失っていた。
それでも変わったGKシリグはパリSGの正GKなので心配はなかったようだ。
イングランドは19歳のスターリングが先発し若手に期待しているようだ。
うまい具合に若手も入って世代交代は順調に進んでいる印象。
試合は隙の無い展開。
ほとんど進行が止まらないくらい両チームの攻守が激しくも正確に入れ替わる。
イタリアのピルロ、イングランドのジェラードの両ボランチが試合を組み立てる。
お互いの良い所が出て気持ちいいぐらいの試合展開が続く。
そして先制したのはイタリア。コーナーから繋いでピルロがスルーしてフリーのマルキージオが先制点をゴールに叩き込む。
しかしイングランドもすぐにルーニーの気迫のこもった突破からやさしいクロス。
ファーに逃げたスターリッジがゴール。すぐに追いつく。
後半開始からはイタリアの流れ。
カンドレーバが切替してクロスを上げ、フリーになったバロテッリが2点目をあげる。
その後もお互いチャンスを作るもゴールをあげることはできないで終了。
湿度の高い中での消耗戦になったがコンフェデで経験済みのイタリアには有利になったのかもしれない。
とにかくピルロのポジショニングの良さが光った試合だった。
どこでボールを受けてもフリーとなっていて、なぜマークしない?と思わせるポジショニングの良さだった。
イタリアの攻撃はほとんどと言っても良いぐらいピルロ経由で始まっていてボールを両サイドに配給していた。
ブラジル大会で代表は引退するようなので、残りの試合でしっかりと目に焼き付けたい。