コラム

Jリーグ加盟の各クラブ公式サイトがSSL化しているかを総チェック

きっかけは、ザスパクサツ群馬の公式サイトがSSL化されていない事でした。
どうしてSSL化していないのか?
ほかのクラブはどうしているのか?気になったので調べてみることにしました。

Jリーグに加盟しているプロクラブはJ1が18クラブ、J2が22クラブ、J3が18クラブあります。

その内どのくらいのクラブ公式サイトがSSL化しているのか?

気になったのでチェックしてみました。

サイトのSSL化メリット・デメリット

まずはSSL化するとどうなるのか、簡単にメリット・デメリットをまとめてみました。

ユーザーのセキュリティ意識の高まりと共にサイトのSSL化は加速しています。
大手サイトのほとんどはSSL化を済ませていて、新規サイトのほとんどもSSL化は常識となっている。

ブラウザのGoogle chromeで表示した場合、「このサイトへの接続は保護されていません」という警告も表示されています。

SSL化のメリット

サイトのSSL化メリットはとてもあります。

サイトのセキュリティが向上

SSL化することでサイトの改ざんやなりすましの防止になります。
マルウエア対策や安全性の低いフリーwifiからの接続の安全性を高めるなど、サイト全体のセキュリティ向上になります。

接続したユーザーが安心してサイトに接続することが出来ます。

サイトの信頼性が向上

サイトをSSL化する手続きの中で、第3者機関でもあるSSL認証局からSSL証明書が発行されます。
SSL証明書を発行するにあたって、サイトの運営企業が調査されます。
信用に値しない場合は発行されません。

つまりSSL化することで運営会社とサイトの信頼性は高まります。

プロサッカークラブとして、信頼されることは非常に重要です。

サイトの表示速度が向上

サイトをSSL化することで表示ページの速度向上が図れます。

SSL化することで次世代プロトコルHTTP/2に対応します。
HTTP/2は複数のリクエストを同時処理でき、通信効率が向上します。

サイトの表示速度が向上することはサイトを訪れるユーザーの利便性向上になります。

ココがポイント

SSL化することでサイトを訪問するユーザーが得られる恩恵は多くあります。

またサイト運営者も信頼性が認められます。

SSL化のデメリット

サイトのSSL化にはデメリットもあります。

SSL化にはコスト(費用)がかかる

サイトをSSL化することで、SSL証明書の発行費用やサーバーへの運用費用など少なからず、コスト(費用)がかかります。
またサイト全体をSSL化に対応できるような修正作業があり、サイトの規模によって人件費もかさみます。

名刺やクラブ公式サイトのリンクも変更しなくてはいけません。

クラブにとっては、コストはかかりますが利用者のメリットを考えれば、有益な消費です。

SSL非対応のツールや広告が表示されない

SSLに対応していないツールの使用や広告がサイトに表示されなくなります。
これらのSSL化対応を待つか、別の方法を考える必要があります。

SSL化の時にクラブ公式サイトが表示されない時間もあります。

クラブにとってはこれまでのサイト運用を見直すことが必要になります。

ココがポイント

サイトのSSL化には、費用と時間がかかります。

またアドレス変更に伴う印刷物の変更などサイト以外への影響も考慮しなくてはいけません。

Jリーグに加盟しているクラブ公式サイトのSSL化をチェック

Jリーグに加盟しているクラブの公式サイトのSSL化をチェックしてまとめてみました。

J1

まずはJ1クラブからクラブの公式サイトのSSL化をチェックしていきます。

クラブ名SSL化対応
コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
鹿島アントラーズ×
浦和レッズ×
FC東京
川崎フロンターレ
横浜Fマリノス
湘南ベルマーレ×
松本山雅
清水エスパルス
ジュビロ磐田×
名古屋グランパス×
ガンバ大阪×
セレッソ大阪
ヴィッセル神戸
サンフレッチェ広島×
サガン鳥栖×
大分トリニータ

まとめ

J1リーグは、18クラブ中10クラブがSSL化しています。

ビッグクラブと呼ばれる浦和レッズや鹿島アントラーズなどがSSL化していないことに驚きました。
サイトの巨大化が足かせになっているのかもしれません。

今後のことも考えてSSL化が急務だと思います。

J2

続いてJ2クラブからクラブの公式サイトのSSL化をチェックしていきます。

クラブ名SSL化の対応
モンテディオ山形
水戸ホーリホック×
栃木SC×
大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉
柏レイソル×
東京ヴェルディ
町田ゼルビア×
横浜FC
ヴァンフォーレ甲府×
アルビレックス新潟
ツエーゲン金沢×
FC岐阜×
京都サンガ×
ファジアーノ岡山×
レノファ山口×
徳島ヴォルティス×
愛媛FC×
アビスパ福岡×
ヴィファーレン長崎
鹿児島ユナイテッド×
FC琉球×

まとめ

J2リーグは、22クラブ中7クラブがSSL化されています。
J1に比べて激減しています。

SSL化に対応してるクラブを見るとJ1経験クラブの大宮アルディージャやアルビレックス新潟などでJ2のSSL化はあまり進んでいません。

SSL化のコストがクラブとして負担になると考えられます。

J3

最後にJ3クラブからクラブの公式サイトのSSL化をチェックしていきます。

クラブ名SSL化の対応
ヴァンラーレ八戸×
グルージャ盛岡×
ブラウブリッツ秋田×
福島ユナイテッド×
ザスパクサツ群馬×
YSCC横浜×
SC相模原
長野パルセイロ
カターレ富山
藤枝MYFC×
アスルクラロ沼津
ガイナーレ鳥取
カマタマーレ讃岐
ギラヴァンツ北九州
ロアッソ熊本×

まとめ

J3リーグは15クラブ(U23は除外)中、7クラブがSSL化していました。

J2に比べると意外とSSL化が進んでいます。

公式サイトの設置が近年でSSL化することの重要性を認識した上でサイトが作成された可能性があります。

 

Jリーグ各クラブ公式サイトのSSL化の現状

Jリーグ加盟のサッカークラブがSSL化を実現しているかを見てきましたが、現状はまだまだSSL化が進んでいません。

今回のSSL化チェックで分かったポイントは以下が考えられます。

ポイント

ビッグクラブでも未対応なのでSSL化が進まない

中小クラブにとってSSL化のコストが負担大

チケット購入など無いのでセキュリティ面が軽視されている

SSL化しなくてもサイト運営は出来る

サッカークラブの公式サイトの今後

SSL化のメリット・デメリットをまとめてみましたが、デメリットよりもメリットが明らかに上回っているのでSSL化をするサイトは今後増え続けるでしょう。

ただ、サイト運営はSSL化しなくてもできることと、コスト負担があることで中小クラブが実現するには厳しい面もある。
Jリーグが主導した援助や助成などでいくらでも進展すると思うのでぜひお願いしたい。

未対応のクラブには、SSL化がサポーターやサイトを訪れるお客様に対して安全性を担保するサービスだと考えて欲しい。
当サイトですらSSL化に対応していますのでよろしくお願いします。

今後、Jリーグ加盟クラブのSSL化に関しても推移を見守っていきたいと思います。

  • この記事を書いた人

たかゆき

ザスパクサツ群馬の応援ブログを運営しています。 ザスパクサツ群馬の情報や毎試合のレポートを記事にしています。 ファン歴は、ザスパ草津時代から含めて2002年からです。 関東・JFL・J2・J3と経験してきたので、後はJ1残すのみ。 SNSでも交流したいと思っておりますので良かったらフォローして下さい。

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