アウェー2連戦が終わり、久しぶりのホームゲーム、モンテディオ山形戦です。
天気も晴天で本来ならば良いサッカー日和なんですがお客さんは少なく残念です。
これも連敗・エース不在・募金・ライセンス問題とあまり良いニュースがないことが影響しています。
ライト層の皆さんはそういったニュースには敏感ですから。
連敗脱出に向けて
さて試合に戻りましょう。
前節ジェフ千葉戦で負けはしましたが良い流れで試合を進めたこともあり先発メンバーはほとんど変わりありません。
レポートでも指摘した軽いプレーの多かったハンジンが外れて青木良太が3バックのセンターに入っています。
2トップは永田亮太とダニエルロビーニョ。
パスミスでリズムを崩すザスパ
前半からお互いの長所を出した展開。
ザスパは細かいパス回しからサイド攻撃に展開、モンテディオ山形はディエゴを経由した形での中央突破。
山形はザスパの高いDFラインの裏を狙うスルーパスが多かったように感じます。
これに対してザスパは中盤の運動量で対抗、連動した守備でボールを奪って、パス回しから攻撃していきます。
ただ組立は良いのですが細かいパスミスが多くザスパは良い守備から攻撃しても、自分達のミスからボールをロストする場面が多く、観客からもため息が漏れていました。
警戒したディエゴにゴールを許す
そんな中、ザスパは裏へのボールを警戒してかDFラインが下がり始めたのに、中盤が前に行くことでボランチとDFラインの間にスペースが生まれ始めました。
一度サイドに展開された時、坂井が釣り出されて、ディエゴがフリーになった所を見逃さずにフリーで打たれ失点。
何度か小林竜樹や青木孝太がフォローしていたんですがこの時はカバーできませんでした。
しかしその後のザスパは守備の形を作りながら攻撃の時間も作っていたので、この失点は残念です。
後半は攻めるザスパ、守るモンテディオ
後半に入って山形は連戦の疲れからか引いて1点を守る姿勢になり、ザスパにとっては崩さなくてはいけない展開。
中盤は流動的にポジションを変えながら最後はサイドの瀬川に良い形で1対1でクロスをあげさせる。
チャンスは作るものの崩すには至らず、秋葉監督は後半早い段階で勝負に出ます。
青木孝太に替えて野崎を入れて永田を中盤に下げます。
前線で起点を作っていた永田ですが、山形のプレッシャーでいかせきれていませんでしたが2列目に下げることでプレッシャーもゆるくなり機能しますし、高さのある野崎桂太が入ることでクロスに合わせてくれることを期待しての交代です。
大津燿成のJ初ゴールがチームを救う
さらにはその永田に替えて横山翔平、青木良太に替えて大津燿成。
ここで4-4-2にフォーメーションを替えてきます。
2トップは大津と野崎。ダニエルロビーニョは2列目に下げました。
とにかくサイドからクロスをあげさせ、中で合わせる狙い。
この日の秋葉監督は迷いなく勝ちに行ってました。
中盤に下がったダニエルロビーニョは良かった気がします。
今度から2トップは大津と永田にした方がいいのでは?
結果、後半のロスタイムに瀬川のクロスから大津がゴール。ニューヒーローの誕生でした。大津はJ初ゴール。
ザスパクサツ群馬にとっては6連敗を止めた貴重なゴールとなりました。
あのふわっとゴールに吸い込まれる瞬間、スタンドに座っていたお客さんが全員、腰を少し上げて「入るか?」と息を呑んで、ゴールの瞬間に飛び上がる感覚は何度味わっても良いものです。
この瞬間の為に試合を見に行ってる訳なんですよね。引き分けでも良い試合だったと思えました。
試合は引き分けでしたが敢闘賞を獲得した大津燿成。
インタビューで平繁のゴール数に追いつくとか、絶対的な存在とか言ってて楽しみなルーキーですw
大事なのは讃岐戦
とりあえず連敗は止めたザスパクサツ群馬ですが、秋葉監督のコメントにもあるように次の讃岐戦が大事になってきます。
ここで勝ってこそ、今日の連敗ストップが生きてきます。
大津燿成というニューヒーローも誕生しましたし、良い流れで勝ち点3を積み上げてほしいです。
大津の活躍で練習試合の時も厳しく指導していた船越コーチが嬉しそうにしていたのが印象的でした。
個人的には大津>野崎という感じにFWの順位が逆転した気がします。
11日の讃岐戦は群馬のメディア3社(上毛新聞・FM群馬・群馬テレビ)主催のザスパレスキューマッチ。
メディアへの露出も高いのでここで一気に群馬県民の皆さんに良いイメージを持ってもらいたい所です。
おまけで他会場の途中経過で横浜FCではなく横浜FMになってた証拠画像です。ロゴも綺麗に入ってますw