ザスパクサツ群馬は、2016シーズン限りでの契約満了選手を発表した。
ルーカスガウショ・イムチョンビン・鵜飼亮多・オハンビンと町田ゼルビアにレンタル移籍中の横山翔平の契約満了と、大岩亮太の退団、福島遼の現役引退を発表。
先に引退を発表している青木良太と常盤聡と合わせて9人の退団となった.
追記:11/26
平秀斗の育成型レンタル移籍の満了が発表された。
追記:11/29
田代容輔の育成型レンタル移籍の満了が発表された。
これで合計11人の退団が発表された。
ルーカスガウショ
期待外れに終わったボカの代わりに大型FWとして期待されて7月に加入。
その経歴の華々しさから加入前から期待されたが日本には合わなそうな動きに失望感は大きかった。
当初は連携不足だけだと思ったが、改善はされずに服部監督の信頼は得られず出場機会を失っていたことで契約満了となった。
イムチョンビン
オハンビンとともに、2016シーズンから加入した韓国人MF。
当初はボランチの選手かと思ったが、FWにコンバートされたようで、2016年の開幕戦から4試合に途中出場したがその後は出場機会を失った。
9月にイガンウが加入したことで登録を抹消されていた。
慣れない環境で与えられたポジションをこなしたが、結果は出せなかった。
鵜飼亮多
夏の草津キャンプで服部監督の目にとまりトップ昇格を果たしたDF。
ロングスローが武器で本職はセンターバックだけどサイドバックもこなせる。
リーグ戦や天皇杯に出場したが、レギュラーを奪うことは出来なかった。
天皇杯ではゴールのきっかけとなるロングスローを見せるなど期待されたが、ロングスロー以外の部分のプレーが足りなかった印象。
もう少し育成したいが、今のザスパにそれほどの余裕は無い模様。
J3などで獲得したいクラブはありそう。
オハンビン
イムチャンビンとともに韓国から加入した韓国人FW。
結局、ザスパでは公式戦に出場しなかったのでプレーは見れなった。
4月からは物議をかもしたtonan前橋サテライトにレンタル移籍していた。
横山翔平
2012シーズンからザスパクサツ群馬に加入した右サイドアタッカー。
ワクワクさせるドリブルで相手ペナルティーエリアに侵入する姿は観客を魅了した。
前橋育英卒でイケメンだったこともあり女性ファンを中心に人気があった。
ケガもあったのもあるが、毎シーズン活躍はするものの中心選手といえるほどにはならなかった。
2016シーズンからは環境を変えて町田ゼルビアにレンタル移籍。
契約満了となったことを考えると最後のチャンスだったと思うが、J2上位となった町田ゼルビアでも活躍には至らなかった。
レンタル先の町田ゼルビアも契約満了となったので移籍先を探すことになった。
若くして経験豊富な選手なだけにJ2・J3からオファーはありそう。
大岩亮太
冬の高校サッカーに出場した秀岳館高校から加入したFW。
2015シーズンから在籍2年目だが、4月からはtonan前橋サテライトにレンタル移籍していた。
練習試合で見た限りだとプレーに迷いがあり、活躍さる江坂らとは思いきりが無かった。
2年間で公式戦には出場は出来なかったが、よくイベントには出ていた。
ラルフローレンネタやほかの選手とのSNSでの絡みは面白かった。
3年契約の2年目だったが、大学進学するためにザスパ退団を選手本人が希望したようだ。
高卒でJリーグに加入したが大学進学してJリーグに戻った選手も多いので、大学で揉まれてさらに成長して帰ってきて欲しい。
2年連続のこれ貼っときますww
福島遼
練習生で参加し春にアマチュア契約したFW。
裏への飛び出しからゴールを奪える選手だが、タイプが瀬川と同じでレギュラーを奪えなかった。
3月からレンタル移籍したtonan前橋で活躍し、7月から復帰。
練習試合でしかプレーは見ていないが鋭い飛び出しはJリーグでも通用すると期待していただけに引退は非常に残念だ。
平秀斗
夏の移籍でザスパクサツ群馬に加入したFW。
レンタル元のサガン鳥栖では出場機会を得られなかったことでの育成型レンタル移籍となった。
当初はフィジカルの強さとスピードでゴリゴリゴール前に突き進む姿を期待されたが、エースの瀬川が真ん中に君臨したことで再度での起用となり、能力は発揮されなかった。
ザスパでは守備を求められることが多く戸惑ったのかもしれない。
レンタル元のサガン鳥栖も契約満了となり、移籍先を探すことになった。
田代容輔
平秀斗と同様に夏の移籍でザスパクサツ群馬に加入したFW。
彼もまたスピードタイプのアタッカーだったが瀬川祐輔らレギュラー陣を脅かすことは出来なかった。
試合出場は2試合にとどまり、活躍できたとは言えないシーズンとなった。
田代容輔もレンタル元のヴィッセル神戸も契約満了となり、移籍先を探すことになった。
平も田代もザスパクサツ群馬とは合わなかっただけで能力はJ2でも十分通用するだけに退団は惜しい。
まとめ
2016シーズンかぎりでの退団は11人となったが、ザスパの求めるものとの不一致で退団してるような選手もいるので、退団後活躍ということはありそう。
現在で11人の退団だけど、去就が不透明な選手はまだいる。
ざっとあげるとこれだけある。
- 大宮アルディージャからレンタル移籍中の清水慶記と高瀬優孝はどうなるか?
- 藤枝MYSCにレンタル中の川島とSC相模原にレンタル中の石川大徳も戻ってくるのか?
- 大分トリニータにレンタル中の大津耀成は戻ってくるのか?
- 韓国人のイガンウも去就は不明。
- 活躍した瀬川祐輔はサンフレッチェ広島や大宮アルディージャら複数クラブから関心ありという噂
- それ以外にもレギュラーとして活躍した高橋駿太や山岸祐也や中村駿にも他クラブから関心は示されているだろう。
毎シーズン大量退団が続いているザスパクサツ群馬だけど、育成型のクラブを目指していくにはついて回ることなので、その穴を埋めることを考えるしかない。
現状はJ3クラブから、ザスパに合いそうな選手を引き抜くや能力が高くて野心のある大学生を加入させるしかないが、将来的にはユースからトップ昇格を多くしてクラブを支持してくれる選手も増やすことが安定的なクラブ運営を助けてくれるだろう。それでも高年俸だけではなくより高いレベルでプレーしたい選手を引き留めることは不可能だろう。
あと数年はクラブがJ1に昇格することよりも選手個人をJ1へと送り込むパイプとなることがクラブの将来的な成功を可能にする気がする。
それでも毎年の大量退団は気がめいる。