2016年のJリーグクラブライセンス交付について発表があり、ザスパクサツ群馬はJ2クラブライセンスの交付になります。
これによって自動昇格できる1位2位やとプレーオフ圏内に入ってもプレーオフに参戦できず、2015年シーズンでのJ1昇格は出来ないことが決定しました。
2015年はJ1クラブライセンスとなっていました。
ちょっとわかりにくいですが、2015年の順位に関係なく2016年シーズンはJ2で戦いなさいという事(降格したらJ3)
ザスパクサツ群馬の2015年中のJ1昇格は無し
J2クラブライセンスは、水戸・群馬・町田・長野・山口・讃岐・北九州となっています。
2016年のJ2昇格を目指している町田・長野・山口は成績次第でJ2に昇格できることになります。
すでにJ2リーグを戦っている水戸・群馬・讃岐・北九州は自動昇格やプレーオフ圏内に入っても、2016年のJ1クラブライセンスが無いのでJ1昇格の可能性は無くなりました。
同時期またはザスパがJ2昇格以降にJ2に昇格してきた栃木・金沢・岐阜・愛媛などはJ1クラブライセンスが交付されているので、ザスパクサツ群馬がJ1昇格に向けた下地作りで出遅れていることが浮き彫りになりました。
昨年のクラブライセンス消滅の危機から立ち直った段階ですので致し方ないのかもしれません。
2017年以降のJ1クラブライセンスの交付に期待しています。
なぜザスパクサツ群馬にJ1クラブライセンスが交付されなかったのか?
J1クラブライセンス交付の基準には様々な項目がありますが、ザスパが満たしていない基準にクラブハウスと常設の天然芝練習場1面という項目があります。
これは2015年から追加されました。
これに対応すべく、ザスパクサツ群馬も前橋市と協力して下増田に練習場とクラブハウスを建設する計画を立てていましたが、現状としては完成には至っていません。
この施設が完成すればJ1クラブライセンスの条件は満たされるので2017年以降の交付は可能だと思います(たぶん)
※今の所関係ないとは思いますがACLに関しては正田醤油スタジアムの屋根の問題で試合開催ができない可能性があります。
行政やクラブ関係者の方が一生懸命やってくれていると思うのでお任せするしかありません。
本日、この時期には初めてのサポーターズカンファレンスが開催されます。
クラブライセンスについての説明の為の開催だと思いますので説明があると思います。
株式会社草津温泉フットボールクラブ サポーターズカンファレンス実施のお知らせ
育成型クラブとして転換していくべき
J1クラブライセンスはもちろんあった方が良いですが、それよりもクラブとして地域に根付いたクラブを目指して欲しいです。
それには天然芝の練習場とクラブハウスは必要です。
育成型クラブとして有名なのはFC東京やサンフレッチェ広島や東京ヴェルディが有名です。
どちらも下部組織からかなりの選手をトップチームに所属させています。
そして活躍してはビッククラブに移籍していきます。
広島は毎年のように浦和レッズなどに選手を移籍させていますし、FC東京は武藤が海外移籍、東京ヴェルディもJ1クラブに移籍させています。
それでも毎年のように下部組織から若手を登用してはクラブを維持しています。
移籍金が発生しなくても育成費は入りますのでクラブの収入となります。
例えば2014年の瀬川のように、クラブがJ1昇格しなくてもザスパで試合に出場して活躍すればJ1のクラブに移籍出来るのならば、モチベーションも高くプレーしてくれるでしょう。
そんな育成型のクラブになるには常設の練習場とクラブハウスは必要です。
J1クラブライセンスの為ではなく、現在の選手や今後の選手の為、サポーターの為にも施設の完成をお願いしたいです。
その結果、J1クラブライセンスが交付されればいいのではと思います。
サポーターの反応
「J1昇格!」「プレーオフ進出!」なんて大風呂敷ではなく現実をふまえた集客活動をするいい機会。
— から風 (@99hopper) September 29, 2015
ザスパは積み重なってきた放漫な経営を立て直している途中だものね…。
今のザスパじゃJ1で戦い抜く環境も整備されてないしな。 https://t.co/Lq1G9dxvKk— もるもっそい (@jackalope_13) September 29, 2015