ザスパ草津チャレンジャーズが、天皇杯の群馬県代表権も獲得できる、群馬県サッカー協会会長杯の決勝戦に臨みました。
対戦相手はスーパーシードのtonan前橋で、延長戦の末1-0で勝利しました。
試合は30℃を超える暑さの中で消耗戦となりましたが、最後は勝利への執念を形にしたザスパ草津チャレンジャーズが勝利しました。
これによってザスパ草津チャレンジャーズが第96回天皇杯の1回戦に出場することになりました。
トップチームでもあるザスパクサツ群馬も出場しますので2013年以来のダブル出場となります。
今年はザスパ草津チャレンジャーズの試合をこれまで見ていなかったのでどんなチームなのかわかりませんでしたが素晴らしいチームでした。
一進一退の攻防は90分で決着つかず
ザスパ草津チャレンジャーズのフォーメーションは4-3-3または4-1-4-1という感じ。
スタメンは、1トップに吹田諒、ウィングは左に鈴木聖弥、右に操将真を配置。
中央の攻撃的MFに福田航太、平山起光、アンカーに藤井淳。
センターバックは大澤靖信と川瀬隼太、右サイドバックに渡辺有作、左サイドバックに吉田和生。
GKは後藤聡志です。
ザスパ草津チャレンジャーズのシンプルなサイド攻撃
攻撃の戦術はシンプル。
1トップの吹田が前線に残り、ウィングとサイドバックが高めの位置を取りサイドで数的優位を作って突破しサイドからクロスを上げて中で勝負する。
中盤でボールをつないでポゼッションするというより、最終ラインでボールを回して左右に揺さぶり、相手のスライドが遅れた逆サイドへのロングボールが主なやり方。
印象としてはパス精度が低いので横パスを奪われないためにロングボール1本に木村監督がしたのかなという感じです。
守備では1トップの吹田以外が下がってきて2ラインのブロックを作り、アンカーの藤井が真ん中でしっかりとボールを刈り取る役目。
福田も平山も守備を頑張っていたが、アンカーの藤井がこのチームの中心で攻守において彼が機能するかで勝敗を左右しそうなくらい頼ってました。
セットプレーも藤井が蹴っていたようにキックの精度も高い。
最終ラインは藤井の守備能力で助けられていた部分は大きい。
tonan前橋の中村俊貴に注目
tonan前橋のフォーメーションは4-4-2。
ザスパ草津チャレンジャーズが4-1-4-1または4-3-3だったことで中盤を支配。
こちらは中盤からつないでオーソドックスな攻撃を展開。
かなり精度のあるクロスを供給してきたのザスパゴール前は緊張感があったがゴールを奪われることはなかった。
福島遼がザスパクサツ群馬に復帰したことが少なからず影響したかもしれない。
tonan前橋には中村俊貴が今も在籍しているが、決勝戦も右サイドバックでスタメン出場。
今年の春にザスパクサツ群馬での練習試合で見たころよりもかなり成長していて驚きました。
色も黒くなってた。
ザスパ草津チャレンジャーズがサイド攻撃主体ということもあり前半から攻撃を受けましたがしっかりと体を張って守備。
スピードタイプの吹田がサイドに流れてきた時もスピードで負けなかったのは評価できます。
ただ油断というか集中力が切れる時間もあり不安定感は変わらずでした。
攻撃参加ももう少しあったらなという感じもあります。
それでもザスパクサツ群馬の右サイドはほとんどの選手がレンタルに出されていて、懸念されているポジション。
成長次第では来シーズン以降のレギュラー争いに加われる可能性はあります。
さて試合に戻りましょう。
ザスパ草津チャレンジャーズとtonan前橋ともにチャンスは作りますが、お互いにパスミスなどもありゴールまでは行かなく行き詰った試合展開は90分で決着はつきませんでした。
福田航太の決勝ゴールでザスパ草津チャレンジャーズが天皇杯・群馬県代表に決定
延長に入るころには両チームともに足をつる選手が続出。特にザスパ草津チャレンジャーズの方に多かった気がしますが、延長後半まで選手交代を我慢。
延長後半に2枚替えて勝負に出る。
すると延長後半に福田航太が待望のゴール!
その時は興奮してどんなゴールだったか忘れてしまいました(あとでNHKのダイジェスト見ようと思います)
tonan前橋のラインが押し上げられなくなったのが勝因でしょうか。
終盤のtonan前橋の猛攻もしのいでザスパ草津チャレンジャーズが勝利。
厳しい戦いを勝利したザスパ草津チャレンジャーズの選手たちは素晴らしい経験をしたと思います。
次は天皇杯で成長するために素晴らしい経験をしてもらいたいと思います。
まずはお疲れさまでした。