大東文化大学との練習試合を見学。
本当はすぐに公開しようと思いましたが、ホーム戦が2試合続くこともあり、開幕戦で怪我人も出ていたので公開を遅らせました。
結果は0-3の完敗。
大学生相手にチームとして機能しておらず、選手個人の良さも出てこなかった。
結果は0-3だけど0-6くらいでもおかしくなかった。
それだけ大東文化大学の決定力に助けられた。
公式戦に出たメンバー以外で、脅かす選手はいるかどうかをチェックしに行ってきましたが、現状は差が大きくて驚きました。
服部体制2年目はレギュラー組とサブ組に分けるという方針でしたが、はっきりわかるほどの差のある選手もいます。
個人的な感想をちょっと。
選手を個々に短評
鈴木雄太
コーチングは良かったが、乾との連係ミスから1失点に絡む。
活躍する場面は少なかったが、後ろからチームを鼓舞した。
パクスンリ
しっかりと日本語でコーチングできていた。
失点に絡んだが、彼だけの責任ではない。
石川大徳
様々な選手に声をかけてチームを機能させようとしていた。
ただチームが機能していなくて、サイドからのクロスは見ることが出来なかった。
石川が下がると静かになったことを考えればチームの中心だった。
まだまだ、チャンスはありそう。
乾大知
失点に絡むバックパスはあったが、堅実なプレー。
在籍年数を考えれば大卒1年目の相棒中村俊貴を引っ張ってもいいのにそんな素振りすらなかったのが残念。
対人プレーでは強さを見せていた。
中村俊貴
開始直後は消極的なプレーが目立ったが、徐々に良さが出てくる。
まだまだ粗削りだけれど、良い選手になる可能性は秘めている。
ロングフィードの正確性は素晴らしかった。
対人プレーの厳しさとポジショニングを覚えればかなりやれそう。
八角大智
対人プレーの強さは見せていたがそれ以外のインパクトはなかった。
良さは見せていたけど、プロではそれ以外も必要になりそう。
川島將
ちょっと停滞感。
2015シーズンが良かっただけに物足りない。
小林竜樹
攻撃・守備・ボールを運ぶ役と全てをこなした。
周りが動かない分一人でやったが、チームプレーに徹していただけに竜樹本来の良さはでなかった。
スタミナが尽きるとチームは機能しなくなる。
チアゴ
運動量が少なすぎるし、守備時に下がりすぎる。
日本のサッカーに慣れるまで時間かかりそう。
孤立してボールロストも多かった。
ポジショニングやコミュニケーション不足は明らかで現時点では戦力にない。
山岸祐也
瀬川と同じくらい期待していたが差は大きい。
良いプレーもあったが消えている時がありすぎる。
存在感は薄い。
志村駿太
この試合で一番伸びしろがありそうだ。
運動量もあり、守備も当たり負けしなかった。
技術もしっかりしていてサイドから仕掛けて良いクロスをあげた。
現状ではレギュラーを脅かす存在ではないが期待値は高い。
大岩亮太
出場時間は短かったが見どころは少なかった。
サイドでボールロストも多かった。
福島遼
初めて見たけど運動量はあった。
前線から積極的に守備するのは服部監督の戦術にマッチする。
ボカが出遅れてる現状では可能性は無くは無さそう。
でもクロスの時点でペナルティーエリア内に入れないのは困る。
急遽の加入なので連携はまだだけど可能性は感じた。
常盤、小牟田にゴールが生まれなければ福島の出番になる可能性はありそう。
オハンビン
この試合で一番目立っていたのは彼。
ボールを引き出す動き出しからワンタッチで落としたりと前線で起点になっていた。
気持ちの入ったプレーでゴールに迫った。
イムチョンビンに続いてベンチ入りの可能性もある。
ベンチ入りメンバーは?
開幕戦にベンチ入りしたメンバー以外で可能性がありそうなメンバーはオハンビン。
他の選手はちょっと厳しい。
中村俊貴・志村駿太・福島遼が今後の成長で可能性がありそうです。
これメンバーばれすぎてるかも。
服部監督の戦術を理解する必要がある
まずは2016年の服部体制のサッカーを理解する必要がある。
いまだそれを理解していなそうなプレーを見せる選手が数人いた。
そこから個人の長所を出すことが求められる。
公式戦のスタメンで出ている瀬川や高橋駿太は、まず走って守備して、その上で攻撃での長所もしっかりと出している。
舩津や一柳や高瀬など新加入組で試合に出ている選手達はそれをしっかりと体現できている。
大学生との練習試合だが、これがしっかりと出せないとベンチにすら入ることは無さそうだ。
それでも彼らの力は必要
長いシーズンを戦う上でベンチにすら入っていないメンバーでもザスパの戦力として必要になる時が来る。
それまでにいかに準備できるか?ということだろう。
かなり厳しい評価をした選手もいるが、期待しない選手は誰一人としていない。
試合に出ていな選手やブラジル人を含めて戦う必要がある。
まだまだJ2は始まったばかりなのだから。