磐田に敗れて1週間。
走り込みしたり練習のメニュー変えてきたザスパクサツ群馬が北関東ダービーの水戸ホーリーホックとのホームゲームを行いました。
試合前に小学生のサッカー大会の開会式が行われた為たくさんの小学生が試合を観戦する中、行われた北関東ダービー。
子供達にどんな試合を見せてくれるのか楽しみでした。
北関東ダービーの雰囲気を作り出すサポーター
前節・磐田戦を風邪で欠場した瀬川和樹・加藤弘堅が復帰。エースの平繁は怪我で前節に続いて欠場しています。
サポーターさんのTwitter情報によると平繁はスタンドには現れたようで、怪我は順調に回復しているようです。
なのでツートップはダニエルロビーニョと小林竜樹です。野崎はベンチ。チャンスはもらえないようです。
ゴールキーパーは2014年初先発の内藤圭佑が入りました。サブに北は入っているので怪我では無さそうですが、内藤だと連携が心配です。
試合開始前、選手入場時に良い雰囲気をつくるサポータースタンド。
お客さんはたくさん入り試合前の北関東ダービーの雰囲気は良いです。
指定席が空いているのが気になりますが雰囲気は良かったです。
覇気のないプレーに漏れる溜息
前半開始直後、いよいよダービーが始まるという期待感が充満した正田醤油スタジアム群馬ですが、その熱気は次第に冷めていく。
それは水戸の良さやチカラではなく、ザスパクサツ群馬の選手に見せられた覇気のないプレーの連続からと言えます。
確かに水戸は4-4-2で引いてブロックを作りDFラインでボールを回している間はプレスに来なく、なかなかスペースを作れず攻めあぐねていましたが中盤から前の運動量とポジショニングも悪く、なかなか前に運べませんでした。
ただ不用意に縦パスを入れてカットされた時のカウンターが怖い形を作ってきていたので水戸の作戦勝ちといえます。
ザスパは4-4-2(ファンソンスがボランチに)で入りましたが途中3-5-2(ファンソンスがCBに)に替えていろいろと策を講じて何とか崩そうと試みましたが効果は限定的で結局4-4-2に戻しています。
前半唯一のチャンスはダニエルロビーニョのシュートがバーに当たったシーンですが、夛田から竜樹が降りてきた所に良いボールが入り、ギャップを作ってダニエルロビーニョが抜け出してシュートを放ったわけですが、この一連のプレーはほぼツータッチで流れているのでこういうプレーは水戸も防ぎきれないのは明白でした。秋葉監督も試合後にテンポについて言ってましたが攻撃時のスピードアップ、ボールタッチを少なくテンポよく攻撃すればチャンスは作れていたのですが、そういうシーンは唯一のこのシーンだけでした。
水戸のカウンターに沈む
ザスパがもたついている間にカウンター狙いの水戸はまんまと中盤でボールを奪うとファーのクロスに折り返しで小沢に決められてしまいます。
このシーン、ファーに逃げた11番に対して瀬川と小柳がかぶってついていますが競りにもいってません。
ついていっただけ。
そこは瀬川に任せないと小柳が。
結果ハンジンが前の選手に引き出されて空いたスペースに小澤に入られてます。
この時3-5-2の布陣だったザスパですがもう一人のCBソンスは戻ってきてません。
つまり2人のCBが人にも付かずボールにも行かない状態だったわけです。
3人で攻めてきた水戸に対して4人で守っているはずのザスパですが、ハンジン以外の二人はサボっていた訳です。
ゴールを決められても当然です。
これがダービーという冠がついた試合でしょうか?
サポーターは試合前から気合のたけを応援の中で強烈に表現していましたが、選手達には伝わらないのでしょうか?
後半、坂井が流れを変える
後半は加藤に替えて坂井洋平が登場。
中盤から縦パスやサイドに散らす役目を全うできなかった加藤弘堅ですから交代は当然。
運動量も多くなかったです。
坂井洋平が入って効果的なサイドへの展開、逆サイドや縦への鋭いパスなど的を絞らせない事で他の選手も生きてきました。
中盤の真ん中で坂井がひきつけることでサイドにスペースが生まれ、効果的なサイドからの攻めは出来てきましたが、ゴールまで結びつくまでには至りませんでした。
さらに宮崎泰右、野崎桂太が投入されましたが、坂井が変えた試合の流れをさらに変えるほどのインパクトはなかったです。
そのまま試合終了。0-1で敗れてしまいました。後半水戸はシュート0と押し込んで攻めていただけに残念です。
平繁不在で無得点
これで平繁が怪我をしてから2試合を戦いましたが無得点です。
攻めの形も定まらず、ポスト平繁も登場せずに今後戦えるのでしょうか。
無得点のダニエルロビーニョ・野崎桂太に平繁の代役を務めるのは無理なのでしょうか?
サポーターのチャントに
「お前たちの勇気、俺たちに見せつけろ」
というのがあります。
いまこそ選手達の勇気を見せつけて欲しい。
勝利を見せて欲しい。
最後に元ザスパクサツ群馬所属・尾本敬選手。
元気にやっているようです。