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服部監督解任で新監督に森下仁志氏が浮上

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2016シーズンをJ2残留へ導いたザスパクサツ群馬監督の服部浩紀。
本来ならば体制3年目で集大成と行きたいところだが、J2残留を決めてからフロントとコーチ人事や選手編成で意見が対立して服部監督解任という報道がGマガや上毛新聞といったザスパクサツ群馬の情報を伝える各社が報じ始めた。

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そして新監督に森下仁志の名前が浮上してきた。

かつて服部監督の残留交渉をしながら新監督のリストアップも進めるという情報も出てきたし、ザスパの社長は長期戦にはしないとも話していたので、すでに服部監督との交渉は決裂していて、森下仁志氏とザスパクサツ群馬の新監督就任交渉に入ったのかもしれない。
この場合、森下仁志氏以外にも候補がいる可能性もあるが、新聞に出た以上は有力で候補は絞られたのだろう。

服部監督解任が報道

J2でも低予算の中でJ2残留を果たし、2年連続で江坂や瀬川など有力な若手を育成した服部監督が契約満了までに1年を残しながら、なぜ解任されなければいけないのか?
そこにはチーム成績だけではなく、1サポーターにはわからない複雑な事情が絡んでいるようだ。

服部浩紀体制2年間の成績

初めてのJ2監督に苦しんだ1年

服部監督就任1年目は苦難の連続だった。
服部監督自体にJリーグ監督経験が無かったこともあり必死ではあったが余裕はなかったように見えた。
2015シーズンの成績は13勝20敗9分けで22クラブ中18位の成績でシーズンを終えた。
クラブの目標はJ1昇格だったが、現実的にはJ2残留が最低ラインの目標だった。
チームは戦術が徹底されず守備が安定しないのでシーズン56失点となり勝てない試合続いた。
攻撃面でも戦術的な崩しもなくエースの江坂任の個人技で何とかゴールを奪い後はしのぐという戦いに終始した。
服部監督・氏家ヘッドコーチでは戦術的な戦いは難しいと感じた1年だった。

ゴールチャンスを増やしエキサイティングな2年目

服部監督就任2年目は、結果では一気に花開いたとは言えないが1年目とは雲泥の内容を見せた。
服部監督自身Jリーグの監督を経験したこともありが、コーチ陣を一新し衛藤・アマラオ・シュナイダー・吉澤という顔ぶれになったことで戦い方は戦術的になったように感じる。
弱点でもあったセットプレーもバリエーションが増えた。
結果としては11勝19敗12分けと1年目とそれほど変わらないが前述したように内容は変化した。フロントがこの変化を評価していないとしたら残念だ。
失点は66と増えたが、得点も34から52と1.5倍に増えた。
得点チャンスが増えたことで見ていて試合内容が面白く感じた要因なのかもしれない。
ホームで8勝をあげたことも好印象だった。
1年目は江坂中心だったが、2年目はエース瀬川以外にも高橋駿太や若手の山岸祐也・中村駿もJ2で通用するレベルまで育て上げた。
1得点以上の得点をあげる試合も増えた。

服部監督はなぜ解任されるのか?

上記のような2年間の服部監督の成績を見る限り3年契約を解消してまで解任する理由はそれほど見当たらない気がする。
試合中の采配で3人交代できる中2人しか交代しなかったりという指摘もあるが、ベンチメンバーにやや勢いのある選手がいないこともあったように思える。

勝利後の水浴びパフォーマンスもサポーターを沸かせて人気があったし、サポーターを楽しませるために服部監督が名物として根付かせた事の一つだ。

それでも服部監督は解任されるようだ。

ザスパフロントとの確執

2016シーズンのJ2残留が確定したころから、2017シーズンに向けての選手編成やコーチ人事でもめているという話が出てきた。
もめてるといっても取っ組み合いの喧嘩というわけではなく、監督とフロントが来季に向けて意見交換をするのは当然で、プロサッカークラブにはよくある話だと思う。
監督が現場として欲しい条件を提示し、人事権を持つGMがクラブとして予算内で用意できる選手やコーチを決めていく。

具体的には、2015シーズンの江坂、2016シーズンの瀬川を大宮アルディージャに移籍など中心選手の流出を今後は避けたい現場と予算の都合などで選手の移籍は防ぎきれない菅原GMと意見が食い違ったのかもしれない。

衛藤コーチを含むコーチ陣の一新が引き金か

服部監督が退任するのではという話が出た原因で一番重要な要素に、衛藤ヘッドコーチを含めたコーチ陣の刷新が菅原GM主導で行われることになったからのようだ。
衛藤ヘッドコーチをはじめ2016シーズンのコーチ陣は服部監督が招へいしたと思われるので、服部監督にしてみれば選手編成も弱腰な上に信頼している衛藤ヘッドコーチをはじめとするコーチ陣を解任されては現場の指揮などできないというのは正論だ。
プロサッカークラブでは監督とコーチ陣はセットでクラブを渡り歩くほど信頼関係が重要なポジションだ。
それをフロント主導で進められては、現場が混乱することは目に見えている。

開幕当初は、菅原GMとtonan前橋で一緒だった氏家ヘッドコーチだったが、シーズン途中から衛藤ヘッドコーチになったことも異例な出来事だったが、そのころから菅原GMと服部監督の気持ちはかみ合っていなかったのかもしれない。

有能な外国人を現場に送り込まなかったフロントの方が責任は重い

菅原GMをはじめとするフロント側にも問題はある気がする。

ここ2年間で連れてきたブラジル人はことごとく期待外れに終わっている事は指摘したい。
2016シーズンも本来ならば日本人プラスブラジル人トリオでスタメン争いが生まれるはずだったがシーズン開幕前からのコンディション不足から抜け出せずにブラジル人たちは去り、その後に獲得したルーカスガウショも期待外れだった。
韓国人達も同じで、イガンウのみJ初ゴールをあげるなどこれからに期待を持たせた。
これほど多いと彼らの実力不足もあるかもしれないが、ザスパクサツ群馬のサッカーに合うような選手を候補にあげられていないフロント側にも問題があるように感じる。

ブラジル人の失敗がスタメンメンバーの固定に繋がり、ベンチメンバーとの大きな戦力差を生んだことは明白だ。
それによって服部監督はベンチメンバーを信頼することが出来ず、交代に躊躇したのかもしれない。
ベンチワークにも影響を与えた選手補強のフロント側責任はどう思っているのだろうか?

サポカンなどで明らかにされて欲しいし、是非してもらいたい。
そして2017シーズンもブラジル人獲得するとも思うけど、次こそは期待以上の活躍を望んでます。

J1経験もある森下仁志が新監督候補に

服部監督の解任報道がなされる中、明らかになったのがザスパクサツ群馬の新監督候補として森下仁志さんです。

森下仁志とはどんな監督なのか

森下仁志さんってどんな監督なのか?

正直に言ってあまり存じ上げません。
ネットで調べてみると、選手としてはガンバ大阪でデビューしてコンサドーレ札幌やジュビロ磐田でプレーしたようです。
S級ライセンスは2010年に取得。

ジュビロ磐田の降格の原因や短命政権が多い

コーチを経て2012年からジュビロ磐田の監督を始めます。
そして2年目の2013年のシーズン途中の5月で成績不振を理由に解任。
その後歯車の狂ったジュビロ磐田はJ2降格。

2014年は京都サンガのコーチに就任。
バドゥ監督が成績不振で解任されると一時監督代行を務めるも川勝監督が就任するとコーチとなりシーズン終了後、J1昇格を逃したとして退任。

2015年はサガン鳥栖の監督に就任も11位で成績不振で1年で解任。
最近のサガン鳥栖の好調ぶりを考えると11位は確かに低い。

2012年から監督をされているが、成績は良くなく短命なことも気になる。
まあジュビロ磐田もサガン鳥栖も強豪クラブでどちらも優勝や上位に行くことを本気で狙っているクラブ。
ザスパクサツ群馬に関してはJ3降格さえしなければ成績不振を理由に1年で解任ということはないと思う。
そういう意味では2~3年間という長いスパンで若手育成やチーム作りを計画できる初めてのクラブになるかもしれない。
フロントはJ1昇格という目標を掲げるだろうが、個人的には中位以上でプレーオフの夢を見れれば素晴らしい成績と言える。

練習量が多く戦術的ではない

森下監督は練習量がとにかくキツイという話です。
服部監督も運動量を要求する監督だったので、引き継ぐ監督としては悪くない選択なのかもしれません。
ザスパクサツ群馬としても前から走るサッカーは伝統的にあるし技術がない分走れという精神みたいなのはあるから悪くない。

戦術的には難しいことがなかなか出来ないらしい。
ジュビロ磐田時代も4バックから3バックをやらせたりと迷走した末の解任だった。
走らせるのは良いが、約束事をある程度決めないと対応力がない選手が集まるのもザスパクサツ群馬の伝統的なものなので、これは少し不安。

育成年代を経験している監督は最近のトレンド

森下監督は2006年から1年間、ジュビロ磐田のユースコーチを務めています。
最近のヨーロッパではユース監督など育成年代を経験している監督がクローズアップされ始めています。
ドルトムントのトゥヘル監督が有名。

ザスパクサツ群馬みたいな育成型クラブでは、成績よりも選手を育成する方にウエイトを置いた方が成功する気がするので1年ですが育成年代を経験していることは大きいと思います。
服部監督もザスパクサツ群馬の監督をする前は育成年代を指導していたました。
その為かはわかりませんが、江坂や瀬川といった才能ある若い選手を見事に育て上げました。

まとめ

この記事を書いている間に服部監督と衛藤ヘッドコーチの退任が公式にリリースされました。

非常に残念ですが、フロント主導でことが進んでいる以上はどうすることもできません。
服部監督が就任したザスパクサツ群馬の2年間はこれまでの歴史の中でも濃い2年間だったと思う。
J2の首位になった経験は興奮した。勝利の水浴びも楽しかった。

新しく監督になるという森下仁志さんも、前述でいろいろと不安も書いたけどザスパクサツ群馬の監督を引き受けてくれるというだけで嬉しい。
これまでの植木・手塚・佐野・副島・秋葉・服部よりもインパクトを残してもらいたいと思う。

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